地頭が悪いと感じても努力で解決できる!著書『地頭力を鍛える』を参考に解説
地頭の良さは生まれつきの頭の良さなのだから、自分には無理だ。
そう思ったことはないでしょうか。コンサル業界で働いていると「あの人、地頭がいいよね」と言われる人に多く出会うのではないでしょうか。
でも大丈夫。①仮説思考力②フレームワーク思考力、③抽象的思考力を身に着け、訓練することで、地頭力は鍛えることができるんです!
今回は、細谷功さんの『地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』を参考にしながら、地頭力を鍛える方法をご紹介していきます。
①仮説思考力、②フレームワーク思考力、③抽象的思考力を身に着け、訓練することで、地頭力は鍛えることができる。
地頭力は訓練によって鍛えられる
本書では基本的な「考える力」のベースとなる知的能力を「地頭力」として定義した。(中略)訓練によってあるレベルまでは到達できると考える。
まず、「地頭力」の定義を明確にしていきましょう。地頭力は考える力のベースとなる能力だと、本書の中では定義しています。
個人的な意見ですが、「地頭」というのは「素行」に近いものなのかなと思います。「素行がいい」「素行が悪い」と言いますよね。
素行とは、人の普段の行動や態度・性格に基づく日常的な振る舞いを指す言葉ですが、昔ヤンチャしていた人が、家族を持って、家族のために真面目に一緒懸命働いている・・・そんな事例を見たことがあるのではないでしょうか。「素行が悪い」から「素行が良い」に変わっていますよね。行動が変われば、結果が変わります。
そう考えると、「地頭力」も良い方向に変わっていけると思いませんか。
「考える力」の強い人=「地頭がいい」人

頭の良さは三種類
第一は、記憶力がよく何でも知っている「物知り」の人。
第二は、対人感性が高くて人の気持ちを瞬時に察知して行動できる「機転が利く」「気が回る」人。
第三は、数学の問題やパズルを解くのが得意な「考える力」の強い人。(中略)本書では「地頭が良い」タイプと定義。
さて、頭の良さは三種類あると、本の中では定義されています。
皆さんの周りにいる人を思い浮かべてみてください。
勉強が得意で成績はいつも上位、偏差値の高い大学に入学したあの人。会話の引き出しが多くて、歴史・生物・栄養などなど、いつも色々な知識を教えてくれるあの人。彼らは第一の「物知り」の人ですよね。
食事会でいつも全体を見て話を振って盛り上げたり、グラスの空きを見て注文したりしてくれるあの人。商談の場でどんな反応をされても瞬時に対応し、場の雰囲気を気まずくさせないあの人。彼らは第二の「機転が利く」「気が回る」タイプの人ですよね。
数字に強くてアトラクションの待ち時間や公開されている混雑具合から効率の良い回り方を考えてくれるあの人。細かくてピースの多いジグソーパズルを何とか完成させようと熱中するあの人。彼らは第三の「考える力」の強い人ですよね。
どれも素晴らしい能力です。思い浮かべた方がどの人も素敵で、あなたの人生にかけがえのない人だと思います。
違いは何か。
第一の「物知り」、第二の「機転が利く」「気が回る」ことは、その人の”過去”から身についた能力ですよね。これまでの人生の中での勉強や経験によって、知識として、また行動してみて身についたことです。ベクトルが過去に向いています。
一方で第三の「考える力」は、”未来”がどうなるのかに向けて、頭を使う能力ですよね。効率の良い回り方はどうしようか、ジグソーパズルを完成させるためにどうしようか。ベクトルが未来に向いています。
世の中の当たり前はどんどん変化していく。だからこそ、過去からの学びももちろん大切ですが、過去の当たり前が通用しなくなることもある。未来に目を向ける「考える力」を鍛えていく必要があるのです。
地頭力固有の思考力

仮説思考力の「結論から」考えることによって最終目的まで最も効果的な方法でたどり着くことができるようになる。
フレームワーク思考の「全体から」考えることによってコミュニケーションにおける誤解や後戻りの最小化に繋がる。
抽象的思考力の「単純に」考える事によって、意思統一が図りやすくなるとともに、抽象化思考の本質である「応用力を広げる事によって少ない知識を様々な範囲に応用して、新しいアイデアの想像や効率化等を飛躍的に図っていこと」ができるようになる。
冒頭でもお伝えしましたが、地頭力を鍛えるためには、三つの思考力がポイントです。
- ①仮説思考力=結論から考える
- ②フレームワーク思考力=全体から考える
- ③抽象的思考力=単純に考える
①仮説思考におけるポイントは、どんなに少ない情報からでも仮説を構築する姿勢を持つことがです。情報が足りなかったとしても、前提条件を設定して、とにかく結論を出す。考えると時間は無数に過ぎていきますから、時間を決めて取り組むのもポイントです。
②フレームワーク思考におけるポイントは、フレームワーク思考の全体プロセスをしっかり押さえることです。まず全体を俯瞰する→どの「切り口」で整理するかの選択する→分類・カテゴライズしていく→より細かく分解していく→全体を再度俯瞰する。大きいところから徐々に小さく整理していくイメージです。
③抽象的思考力におけるポイントは、「共通点を探す」ことです。事象の本質的な特性のみを切り出す)→本質でないところを切り捨てで→共通点から類推で考える。フレームワーク思考とは逆で、小さいところから、大きく整理していくイメージです。
今回ご紹介した本
細谷功さん『地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』
「考える力」の強い人を「地頭がいい」タイプと定義しており、訓練によって必ずあるレベルまでは到達できると考える。
①仮説思考力の「結論から」考えることによって最終目的まで最も効果的な方法でたどり着くことができるようになる。
②フレームワーク思考の「全体から」考えることによってコミュニケーションにおける誤解や後戻りの最小化に繋がる。
③抽象的思考力の「単純に」考える事によって、意思統一が図りやすくなる
最後に
いかがでしたでしょうか。
この記事が「地頭の良さは生まれつきの頭の良さなのだから、自分には無理だ」。そんなあなたのネガティブな気持ちを少なくできていたら幸いです!
