「また怒鳴られた。」「どうして自分だけこんな言い方をされるんだろう。」

職場で理不尽な上司と関わっていると、相手の言葉を真正面から受け止めてしまい、心がすり減ってしまいます。

私自身、コンサルタントとして働く中で、パワハラに苦しんだ経験があるのですが、経験を経て今、強く感じていることがあります。

それは、相手を変えようとするのではなく、「同じ土俵に立たない」という考え方を持つことが、自分を守ることに繋がるということです。

この記事では、実体験を交えながら、パワハラ上司に振り回されずに働くための考え方をご紹介します。

同じ土俵に立たないとは?パワハラ上司の発言や行動を真正面から受け止めないで!

「同じ土俵に立たない」とは、相手の価値観や感情に巻き込まれず、自分のペースで物事を判断することです。

例えば、上司から「そんなこともできないの?」と言われたとします。

この時、同じ土俵に立ってしまうと、

  • 私が悪いんだ
  • もっと頑張らないと認めてもらえない
  •  言い返してやりたい

などと感情が大きく揺さぶられます。

一方で、同じ土俵に立たない人は、「そういう伝え方しかできない人なんだな」と一歩引いて状況を見ています。

もちろん、仕事上必要な指摘は受け止めます。

しかし、人格否定や感情的な言葉まで受け止める必要はありません。

以前の私は、「認めてもらえれば状況は変わる」と信じ、休日も仕事をしていました。
でも、どれだけ努力しても、相手は変わりませんでした。

その経験から学んだことがあります。他人はコントロールできません。コントロールできるのは、自分の受け止め方だけです。

受け止め方を変えよう!パワハラ上司と接しても消耗しない方法4選

では、どのように自分の受け止め方を変えていけば良いのでしょうか。

受け流す/スルーする

「どうしたら上司は変わってくれるんだろう。」

以前の私は、そんなことばかり考えていました。

怒られないように先回りし、期待以上の成果を出そうと努力しました。

しかし、改善しても別の理由で怒られます。

つまり、相手を変えようとするほど苦しくなるのです。

そこで私が意識するようになったのは、「この人はこういう人なんだ」と割り切ること。

もちろん仕事は誠実に行います。でも、感情的な発言まで真剣に受け止める必要はありません。

受け流すことは逃げではなく、自分の心を守るためのスキルなのです。

心の持ち方を整える

パワハラを受け続けると、「自分には価値がないのではないか」と思ってしまいます。私もそうでした。

怒鳴られるたびに、「私が悪い」と自分を責めていました。

しかしプロジェクト移動後や転職後に、同じような仕事をしていたら「ありがとう」「助かりました」と言われる機会が増えました。

この経験から気付いたことがあります。評価は環境によって大きく変わるということです。

一人の上司の評価が、自分自身の価値ではありません

だから私は、「昨日の自分より成長できたか」を、自分自身の評価基準にするようになりました。

相手と同じ基準で物事を考えない

パワハラ上司には、

  • 長時間働く人が偉い
  • 厳しく怒ることが教育
  • 我慢することが美徳
  • 上の役職者の意見が絶対

という価値観を持っている人もいます。

でも、それが世の中の正解ではありません。

私が以前いた職場では、夜遅くまで働くことが評価される雰囲気がありました。

しかし転職後は、成果を出しながら効率よく働く人が評価されています。

会社が違えば、評価基準も変わります。だからこそ、その上司だけの価値観を、自分の人生の正解にしないことが大切です。

自分軸を持つ

以前の私は、「会社から評価されること」だけを目標にしていました。

だから評価されないと、自分の存在価値まで否定された気持ちになっていました。

しかし今は、副業にチャレンジしたり、資格の勉強をしたり、ゴルフスクールに通ったり、活動の幅を広げて挑戦しています。

会社だけが、自分の価値を決める場所ではなくなりました。

自分の人生のハンドルを自分で握れるようになると、職場での出来事に振り回されることは驚くほど少なくなります。

相談すべきケースとは?「受け流す」と「我慢する」は違う

ここまで「受け流すこと」の大切さをお伝えしてきました。

ただ、一つだけ誤解してほしくないことがあります。

それは、受け流すことと、我慢し続けることは全く違うということです。

私自身、「社会人なんだから耐えなきゃ」「もっと頑張れば変わるはず」と思い込み、相談するタイミングが遅れてしまいました。

その結果、心身ともに限界を迎えてしまったのです。

次のようなケースでは、受け流すだけではなく、会社や外部機関への相談も検討しましょう。

まとめ

職場で同じ土俵に立たないとは、相手に勝つことではなく、自分の心を守ることです。

私自身、以前は「選ばれる側」だと思っていました。

上司に認められることばかり考え、自分の価値を相手に委ねていたのです。

しかし、プロジェクト移動や転職を経験し、環境が変わった今は違います。

自分が働く環境は、自分で選ぶことができる。そう実感しています。

同じ土俵に立たないとは、相手から逃げることではありません。自分の人生の主導権を、自分に取り戻すこと。

もし今、職場で理不尽な扱いに苦しんでいるのであれば、一人で抱え込まず、自分自身を守る選択をしてください。あなたの価値は、一人の上司が決めるものではないのです。

パワハラ上司と同じ土俵に立たないポイント
  • 相手はコントロールできないと理解する
  • 心の持ち方を整える
  • 相手だけの価値観を正解にしない
  •  自分軸を持ち、振り回されない
  • 我慢ではなく、必要なら相談や環境を変える選択をする