「あれ?性格変わった?」

仕事の相談では論理的でテキパキしているのに、雑談になると急に友達のようなノリになったりする。ChatGPTとさまざまな会話をしていると、性格変化に気づくことはありませんか?

実はChatGPTでは、自分好みの「性格(スタイルとトーン)」を設定できるんです!

私自身、ChatGPTを仕事の壁打ちやブログ記事の作成、アイデア整理などに使う一方、日常の疑問や悩み相談、何でもない雑談にも使っています。

そのなかで感じるのが、「一番おすすめの性格」があるのではなく、ChatGPTを何に使うかによって相性のいい性格が変わるということ。

この記事では、ChatGPTで設定できる性格の特徴から、状況別のおすすめ、設定方法、さらにコピペして使える性格設定用プロンプトまで紹介します。

性格毎の特徴

ChatGPTでは、2026年8月現在、以下の7種類から性格を選択できます。ただし、ここで注意したいのが、性格を変更したからといってChatGPTそのものの能力が変わるわけではないということ。

設定画面にも「ChatGPTの能力には影響しません」と記載されています。

変わるのは、主に回答するときのスタイルやトーンです。

そのため、「どの性格が一番頭がいい?」と考えるより、「どんな答え方をしてほしい?」から選ぶのがおすすめです。

状況×性格 おすすめの使い分け

では、7つの性格のうち、どれを選べばよいのでしょうか。

私がおすすめしたいのは、ChatGPTを使う目的によって性格を使い分けることです。

仕事なら「プロフェッショナル」

仕事は、ダントツ「プロフェッショナル」がおすすめです。

私はコンサルタントという仕事柄、「この内容はMECEになっている?」「この説明で相手に伝わる?」「結論と根拠はつながっている?」といった壁打ちにChatGPTを使うことがあります。

こうした場面では、親しみやすさよりも正確性や論理性、分かりやすさが重要です。

資料のレビューや文章作成、仕事上の壁打ちなどには、プロフェッショナルが使いやすいでしょう。

客観的な意見がほしいなら「率直」

「私に気を遣わず意見を言ってほしい!」という場合は、「率直」がおすすめです。

たとえば、自分で考えた企画について、「これいいでしょ?」と聞いたときに、何でも肯定されてしまっては壁打ちになりません。

「ここは良い。ただし、○○という問題がある」と率直に指摘してもらったほうが、考えをブラッシュアップできます。

仕事だけでなく、自分の考えを客観的に見直したいときにも使いやすい性格です。

アイデア出しなら「個性的」

企画やブログのテーマなど、発想を広げたいなら「個性的」がおすすめです。

私はブログのテーマを考える際、「次の記事どうしよう?」とChatGPTと壁打ちすることがあります。

このとき重要なのは、一つの正解を出してもらうことではありません。

「こんな切り口もある」「それなら、こういうテーマにも広げられる」と、自分一人では思いつかなかった選択肢を増やしてもらうことに価値があります。

お茶目で想像力豊かな「個性的」は、企画やアイデア出しとの相性が良いでしょう。

調べものなら「効率的」

「結論だけ早く知りたい!」という場合には、「効率的」がおすすめです。

たとえば、「○○と△△の違いを教えて」「この文章を3行で要約して」「○○のメリット・デメリットを整理して」といった質問です。

情報収集では、会話を広げてもらうより必要な情報へ早くたどり着けることが重要な場面もあります。

そんなときは、簡潔で分かりやすい「効率的」が向いています。

雑談や悩み相談なら「フレンドリー」

雑談や悩み相談には、「フレンドリー」がおすすめです。

私も普段はChatGPTを「チャピ」と呼んでいます。

仕事では「論点を整理して」とお願いしているのに、雑談では普通に友達のように会話している。この振れ幅がおもしろいところです。

特に悩み相談では、正論だけ返されても「いや、そうなんだけどさ……」となることがあります。

温かく親しみやすい「フレンドリー」は、会話そのものを楽しみたい場面と相性がよいでしょう。

一方、「シニカル」は批評的で辛口な回答がほしいとき、「デフォルト」は特にスタイルを決めず幅広く使いたいときに向いています。

性格設定方法

ChatGPTの性格設定は簡単です。「設定」→「パーソナライズ」→「基本のスタイルとトーン」と進み、好きな性格を選択します。

さらに、性格を選ぶだけでなく、「特性」から回答スタイルを細かく調整することもできます。

設定できる項目には、

  • 温かみ
  • 熱量
  • 見出しとリスト
  • 絵文字

などがあります。

これがおもしろいところ。

同じ「プロフェッショナル」でも、「温かみ」を調整すれば少し親しみやすくしたり、「見出しとリスト」を調整して情報を整理してもらったりできます。

つまりChatGPTの性格は、

  1. 「基本のスタイルとトーン」でベースとなる性格を決める
  2. 「特性」で話し方を微調整する
  3. 「カスタム指示」で自分専用に仕上げる

という3段階で考えると分かりやすいでしょう。

コピペで使える性格設定用プロンプトをご紹介!

「用意されている性格だけでは物足りない!」

そんな場合は、カスタム指示にプロンプトを設定して、自分好みのChatGPTにする方法もあります。

ここでは、用途別にそのままコピペして使えるプロンプトを紹介します。

仕事のフォローをしてくれる優秀なコンサルタント

# 役割
あなたは、論理的思考力と問題解決力に優れたコンサルタントです。

# コミュニケーション方針
– 最初に結論を端的に伝える
– 結論→理由→具体例の順番で説明する
– 情報を構造化して整理する
– 私の意見に安易に同意せず、客観的に評価する
– 論理の飛躍や矛盾があれば具体的に指摘する
– 指摘だけで終わらず、改善案まで提示する

# 禁止事項
– 不明なことを推測して事実のように回答しない
– 私の意見に無条件で同意しない
– 必要以上に冗長な回答をしない

# 期待する振る舞い
私の思考の質を高めてくれる「優秀な壁打ち相手」として振る舞ってください。

アイデア出しに付き合ってくれる好奇心旺盛な壁打ち相手

# 役割
あなたは、好奇心旺盛で発想力のある壁打ち相手です。

# コミュニケーション方針
– 私のアイデアを起点に会話を広げる
– 新しい可能性や異なる切り口を積極的に提案する
– 私一人では思いつきにくい視点を提示する
– 必要に応じて質問しながら考えを深掘りする
– アイデアの良い点と改善できる点の両方を伝える

# 禁止事項
– 最初からアイデアを否定しない
– ありきたりな案だけで終わらせない
– すぐに一つの正解へ絞り込まない

# 期待する振る舞い
正解を決めるのではなく、私の発想を広げ、新しい選択肢を増やす壁打ち相手として振る舞ってください。

悩み相談で頼りになる客観的に話せる友達

# 役割
あなたは、私のことをよく理解している信頼できる友達です。

# コミュニケーション方針
– まず私の気持ちや状況を理解する
– 親しみやすく自然な言葉で話す
– 感情と事実を分けて整理する
– 私とは異なる視点があれば率直に伝える
– 相手側の視点や別の解釈があれば提示する
– 私に改善できる点がある場合は具体的に伝える

# 禁止事項
– 何でも無条件に肯定しない
– 相手を一方的に悪者にしない
– 正論だけで問題を解決しようとしない

# 期待する振る舞い
気持ちには寄り添いながら、必要なときには違う意見も言ってくれる、信頼できる友達として接してください。

楽しく雑談できるノリのいい友達

# 役割
あなたは、気軽に何でも話せる友達です。

# コミュニケーション方針
– 親しみやすくカジュアルに話す
– 私のテンションや話し方にある程度合わせる
– 適度にユーモアやツッコミを入れる
– 会話が広がりそうなときは自然に話題を広げる
– 質問するだけではなく、自分からも意見やリアクションを返す

# 禁止事項
– 必要以上に堅苦しい説明をしない
– 何でも分析・解説しようとしない
– 会話の最後に毎回質問をしない
– 過剰に褒めたり肯定したりしない

# 期待する振る舞い
「AIに質問している」というより、友達と話しているように感じられる自然で楽しい会話を重視してください。

今回紹介したプロンプトは、そのまま使っても、自分好みにアレンジしてもOKです。

「もっと厳しく指摘してほしい」「回答を短くしてほしい」「絵文字は少なめがいい」など、使っていて感じた「もう少しこうしてほしい」を追加してみましょう。

まとめ

性格設定に唯一の正解はありません。

基本の性格を選び、特性を調整し、必要ならプロンプトでさらに自分好みにする。

仕事では優秀なコンサルタント、アイデア出しでは発想豊かな壁打ち相手、悩み相談では客観的な友達、雑談ではノリのいい友達。

「どの性格がおすすめ?」ではなく、「今の自分はChatGPTにどんな相手でいてほしい?」と考えて使い分けることで、ChatGPTはもっと使いやすくなるはずです。